DroidKaigi 2025 参加レポート - Supporter Sponsor として協賛しました!

DroidKaigi 2025 Supporter Sponsorとして協賛しました

こんにちは、人材プラットフォーム本部CTO室の奥澤です。2025年9月、株式会社メドレーに入社して人材プラットフォーム本部へ配属されました。メドレーの人材プラットフォーム本部では既に複数のモバイルアプリを開発していますが、モバイルアプリ開発をさらに加速させていくためにジョインしました。

さて、9月に入って8月ほどの暑さはなくなり、夏の終わりを感じています。そして例年、自分にとって暑い夏の終わりと秋の始まりを告げるイベントである、DroidKaigiに今年も参加してきました!DroidKaigiは、日本国内で最大級のAndroidに関するカンファレンスです。

株式会社メドレーは、2025年9月10日から12日にかけて開催された、DroidKaigi 2025にSupporters Sponsorとして協賛しました。メドレーでは2021年からDroidKaigiに協賛しており、今年で5回目の協賛となっています。メドレーでは、DroidKaigiなどの技術カンファレンスへ継続的に協賛し、技術コミュニティを支援しています。

本記事では、DroidKaigi 2025の会場の様子と共に、印象に残ったセッションを紹介します。

会場の様子

DroidKaigi 2025は、ベルサール渋谷ガーデンで開催されました。DroidKaigi 2023から同じ会場で開催されています。今年も元気に会場にやってきました。

DroidKaigi 2025@ベルサール渋谷ガーデン

地下1階に設けられたコミュニケーションエリアには、協賛している各企業のブースが出展されていました。ブースを周り、各企業の話を聞いて歩くのはカンファレンスの大きな楽しみですね。それぞれの会社 / アプリの取り組みについて学び、さらに中の人に詳しい話を聞くことができるのは良いですね。

コミュニケーションエリアの様子

今年も気合いを入れてスタンプラリーをコンプリートしました。大量にノベルティもいただいたので、家族へのお土産になりました。全部のノベルティが嬉しいものですが、特に印象に残ったノベルティは、株式会社TVer様のタンブラー(かっこいい)、KINTOテクノロジーズ株式会社様のコースター(かわいい)、株式会社メルカリ様のキーキャップ(さっそく使ってます)でした。

スタンプラリーをコンプリートしました

セッションの様子

私がリアルタイムで聴講したセッションの中で、印象に残ったいくつかのセッションとその感想を紹介します。

共有と分離 ─ Compose Multiplatform “本番導入” の設計指針

Kotlin Multiplatform(KMP)は、ここ数年で盛り上がっているクロスプラットフォーム技術で、ロジックをプラットフォーム間で共通化することができるものです。さらに、Compose Multiplatform(CMP)を用いることで、UIも共通化することができます。KMP / CMP、あるいはクロスプラットフォーム技術において、OSの境界をどう引くか?をいかに設計すれば少人数で生産性高くアプリを開発できるのか、という点に興味を持ちました。

本セッションでは、KMP / CMPとそのエコシステムの現状・限界を見極めながら、その本番導入を進めていった過程とその結果を発表されていました。最終的に約90%のソースコードをOS間で共有することができたそうですが、ネイティブで提供できる高品質な触り心地と、ソースコードの共有によって実装効率の向上を両立できた点は素晴らしいですね。

スマホ新法って何?12月施行?アプリビジネスに影響あるの?

2025年12月18日に施行される、「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」、いわゆるスマホ新法またはスマホ法について、公正取引委員会の方のセッションがありました。スマホ法の趣旨、スマホ法の施行によって何が変わるのか、スマホ法の施行によるアプリデベロッパーへの影響など、わかりやすく説明いただきました。

規制対象となる指定事業者に属していないエンジニアにおいても、スマホ法の施行によって今後どのようなことが起こっていくのか?しっかり理解しておいた方が良さそうだと感じました。セッションに参加したことで興味・理解が深まりました。

Surviving Network Failures: Building Resilient Offline-First Flutter Apps

モバイル端末はネットワークが不安定な場所で使われることも多々あります。ネットワークが不安定な状況においてもアプリを使い続けられることは、ユーザーの体験として非常に重要であると考えます。そのためには、「オフラインファースト」でアプリの体験を設計することが必要になり、同時にオフラインファーストな体験を実現するための技術的な戦略も描く必要があります。

このセッションでは、オフラインファーストなアプリの体験を実現するためのUX / 技術的な戦略を提案しています。サンプルコードはFlutter / Dartですが、おおまかな内容はフレームワークによらず参考にできるものでした。セッションの内容については触れませんが、オフラインファーストでアプリの体験 / アーキテクチャを設計するためのガイドラインとなるセッションだったと感じています。

最後に

Thank you!

2025年9月10日から12日にかけて開催されたDroidKaigi 2025に参加してきました。Androidに関わる企業・人々が一堂に会するお祭りとして、楽しく、そして学びの多いイベントでした。主催者・スタッフ・登壇者・協賛企業など、関係者に感謝しつつ、弊社メドレーでもイベントや技術コミュニティを盛り上げていきたいと改めて思いました。

メドレーでは、カンファレンスへのスポンサーの他にも、イベントの開催などを通じて技術とコミュニティに貢献しています。

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